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屋上
眼前に迫る碧。
空は海の色を映したものだという。
そして海は空の色が映ったものだとも聞く。
結局、この碧は何の色なのだろうかと手塚は朦朧としかかる意識の中で思った。
リョーマと、肌を合わせ乍ら。
一体なにゆえに屋上でこんなことをしているのかなんて、迫り来る快楽の渦とリョーマの掌に犯されている今の手塚の記憶にはない。
行為の後には思い出すかもしれない。
けれど、今は、今だけは欲情している躯に正直になれとどこかで声が聞こえる。
その声に呑み込まれて手塚は容易く甘い声を上げる。
その声で更にリョーマの欲は掻き立てられた。
いつもとは違う背中に当たる固くてひんやりとしたコンクリートの感触。
それが辛うじて手塚の理性を保っていた唯一の現実感。
それすらもなければ全てを手放していたかもしれない。
全てを手放しきれない手塚は先刻上げた自分の声に羞恥を感じて唇を固く結ぶ。
結んではみるが追い立てて来るリョーマの掌に喉を次の声が迫り上がってくるものだから、自分の手の甲を食んで耐える。
仰け反る手塚の白い喉元は綺麗だとリョーマは思う。
いつも首筋は見えているのだけれど、こういう時のこういう手塚の喉元は特別だとすら。
手の甲に遮られつつくぐもった手塚の甘い声がリョーマの耳に聞こえる。
我慢ばかりして、この人は辛くないのだろうか。
まあ、場所が場所だから仕方ないのかもしれない。
なにしろ、自分達が交わるこの場所のフェンスの下には体育の授業を受ける生徒がいるのだ。
手塚だとて号令をかける教師の声やざわつく生徒の声は聞こえているだろう。
そして、それは更に手塚の羞恥に火を注ぐものであるだろう。
手塚の躯の震えが大きくなる。
絶頂が近いのだろうか。
そうぼんやりと思うリョーマだとて限界は近い。
手塚自身に添わせていた五指を解いて、後腔へと侵入を図る。
音もなくやってきた侵入者に手塚の背が一度跳ねた。そして喉元から零れる声を必死に耐える。
普段、吐き出すことにしか使わないその部分への侵入は毎度のことながら容易いものではない。
先刻から多少慣らしてはいるものの抵抗する力の強いことと云ったら無い。
宥める様に、声を押さえ込んでいる手塚の手から指へとキスを落として手塚の力が抜けたところへ気付かれない程度にゆっくりと侵入を始める。
指から目頭、瞼、顳かみへと緩慢にキスを降らせる。
キスを落とす度に手塚の躯の強張りは抜けて行く。
一本目を咥え、入り込んだその指に添わせて更に一本二本と増やして行く。
自分の中に増えて行く容積を感じ乍ら手塚はうっすらと瞳を開いた。蕩けそうに潤み切っている瞳を。
どこか乞う様な光を湛えた目にリョーマは気付き頬へキスを一つ。
それに手塚は声を抑え込んでいた掌を退けて瞳と同じく口唇を薄く開く。
開かれた唇の裏側が剰りに鮮やかで。それに誘われる様にリョーマはキスを施す。
始めは甘く優しく、次第に激しく。
手塚が与えるキスに夢中になっている間にリョーマはこっそりと指を引き抜き、反り返る迄に屹立している自身を埋め込み始める。
それと同時に手塚も声を上げるが、唇を塞がれている今、その声はリョーマの口腔に呑み込まれた。
屋上。
野外プレイ。(すっぱり言い過ぎ)
途中迄なのはー…えーと、まあ、この後はリョーマが前後に動いて二人で果てるだけだなあーと思ったから、でし、て。(もごもご)
というか、エロ始めから前戯までをすっぽ抜かして書いてもエロとは自然に長くなるので。割愛?(尋ねない)
ただ只管やっているだけの、そういう、お、おはなし、です。はい。
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