赤い月

































この先は、塚リョも読める、その上でエロいのもどんとこい!の方だけお進み下さい。


































塚リョ、美味しくたべちゃえる方ですか?大丈夫ですね?



















































窓の外には不気味なまでの、赤い、赭い月。

「ほら、見て部長。月が真っ赤」

リョーマがカーテンを捲ってベッドサイドに腰掛けている手塚にその夜空の様を見せる。
手塚はそれを一瞥して手元の本にまた視線を戻した。

「驚かないの?」

捲っていたカーテンから手を離してリョーマは手塚へと歩み寄る。
解放されたカーテンが音も無く揺れた。

「黄砂が飛んできているに過ぎん」
「なんでそう夢の無い事言うかな…」

呆れた様な顔でリョーマが手塚の隣へ腰を下ろした。

「じゃあ、こういうのは知ってる?赤い月の晩は決まって悪夢を見るってこと…」

囁く様に呟いて、リョーマは手塚の頬へ指を這わせた。
それに気が付いた手塚が本から視線を上げた瞬間を狙って唇を掠めとる。

「だからね、こういう晩は寝ないに限るんだよ?オレの言いたい事わかる?」
「…否が応でもな。来い」

Thank you.
そう漏らしてリョーマはまた手塚に口付ける。
手塚もキスを合図にするかの様に手元で広げていた本を閉じ、落とすかの様にやや乱暴に床へと投げ出して自ら体をベッドへと倒した。

シーツへと身を横たえた手塚の上に跨がってリョーマは手塚の眼鏡をそっと取り払い、好きだよと一言囁いてから今度は奥まで口付けを深く交わす。
部屋に唾液の絡まる淫らな音が響く。

「感じてる?」
「…いや?」

また嘘ばっかり。
そうリョーマは内心呟いて口唇から下降して首筋、鎖骨へとキスを降らせる。
その度に赭い粒が浮かんだ。

「痛い」

その最中、手塚がぽつりと漏らして痕を付けられた箇所を手で覆うが、手塚の躯を愛しに掛かっていたリョーマは気付かないフリを装った。

ひとつ、ふたつと痕をつけながら、リョ―マは手塚のシャツの釦を外し、覗いた胸元からそっと指を忍ばせた。

胸を探る様に五指を這わせて、その中心へと卑らしく触れた。
圧し潰す様にしてみたり、
捏ねる様にしてみたり、
時には摘む様な刺激を与えてみたりして。

いつもの情事と変わらない筈の行為。
しかし、いつもとは何かがどこか違っていた。

一縷の疑問を抱きつつその疑問符を打破するかの様に手塚の唇を甘噛んでくちゅりと音をわざと立ててキスを施す。

そこで、やはりおかしいとリョーマは気が付いた。

「ねえ、部長」
「なんだ」

呼びかけた相手の声は普段なら濡れて艶を帯びているというのに。

「なんで、今日は啼かないの?」

いつもなら、そう、いつもならキスの段階で手塚の躯は火照り始めていて、その状態で胸を探れば噛殺しきれない嬌声が上がるというのに。
今日は、何故だかその声が上がらない。

「何故と言われてもな…こちらのせいだとばかり思わずに偶には自分を振り返ってみたらどうだ?」
「へ?」

リョーマが上げた間抜けな声と共に視界がぐるりと回り、それ迄見えていなかった天井が飛び込んで来た。
その手前にはさっきまでは自分が見下ろしていたその人の姿が。

「下手くそ」
「……っな!」

途端、羞恥と怒りとでリョ―マの顔が紅潮するがそんなリョーマなど構いなし、とばかりに手塚から熱烈なキスを落として来る。
その誘う様な攻めて来る様なキスにリョ―マの口から荒い息が零れた。

「…や。ちょっと、なにして…」
「いやだ?俺からキスを仕掛けるのをいつもは楽しんでいるくせにか?」
「だって、なんかいつもとアンタ違うん………ぁっ!」

自分の上げた甲高い声に自身が一番仰天してリョーマは自分の口元を覆った。
いつ衣服を脱がされたものか、剥き出しのリョ―マの下肢に手塚が触れて来たのが触覚で伝わる。

「ちょっ!アンタ、どこ触って…!」
「どこ…って、言ってもいいのか?」

リョーマがよくする笑いの様に手塚は口角をにやりと吊り上げた。

「やだ…っ!アンタ、おか、しい…!!っっ!」

屹立し始めた自身の縊れから根元までやたらに巧みな指遣いで触れられて、堪えきれずにリョ―マは強く目蓋を閉じた。

「越前」

啄む、というよりは吸い付く様に額に手塚からキスをされて怖ず怖ずとリョ―マは目蓋を開いた。
唇が離れる瞬間にチュ、と音がした。

「挿れるぞ」
「え!?ちょっ!今、なんつっ……!!ぁ、ぁ、ぁっ、ああんっ」

自分の後腔を指で捏ね繰られ、挙げ句、何か尖ったものが入り込んでくる感覚があった。

「ちょ、マジ!?冗談でしょ!?」
「いや、本気だが?…偶には、お前も挿れられる側をやるのも悪くないだろう?」

意地悪く細められた手塚の眸を直視して、リョ―マは息を飲んだ。
それは下肢に迫って来るもののせいだったのか、恐怖からだったのか。

「こ、こんなん、塚リョじゃーん!」



「塚リョじゃーん」






「塚リョじゃーん」





「塚リョじゃーん」





「塚リョじゃーん」





「じゃーん」








「ぎゃーーーーーーっ!」

ガバリ、と勢い良くリョーマは身を起こした。
突然の出来事に不意を突かれたのか、リョ―マの上で丸まって寝ていたカルビンが哀れな様態で床へと墜落した。

「あ、え…?」

目の前には真っ暗ないつもの自分の部屋。
時計を見れば日が変わって数時間が立っていた。外はまだ暗い。

「えと、あ……夢?」

漸く自分の置かれた状況を把握して、体を折って体中から搾り出した様な大きく長い長い溜息を吐き出した。

床では不様に落とされた愛猫の怒った様な鳴き声。
まだ夜の帳に包まれる窓の外には、


夢に悪魔を呼び込むという真っ赤な、紅の月が一つ。
不気味に、
妖し気に、
ぽっかりと、佇んでいたことをこの時のリョーマは気付いていない。






















赤い月。
……大いに申し訳有りません。(土下座)
リョ塚サイトなのにね…何を塚リョとか書いてるんでしょうね。
リョ塚でも本格的なエロは書いていないというのにね。
リョマの喘ぎ声とか書いてて凄い楽しいんですが。大爆笑だったんですが。(え。)
冒頭のみったんの誘い文句は某マさんから拝借です。や、わたしもこの誘い方は半端なくモエでしたので。
うふふ、男前。(去れ)
しかし…夢で落とすとなんとシメの良いことか…(ラクし過ぎです)
つか、濡らしもせず馴らしもせずいれると大層痛いのでは…(突っ込むとこはそこじゃないでしょうに)
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