なぞる
















『「 Daikun group revival sake?」
「1 or 2 years before -- until -- also meeting -- it thought It was also GEON entrance into a country for it.
At the time of 15 years old」
「it is a good nature -- just praising -- rubbing,
I do not care about any portions other than present SHIR=AZNABLE and since it became like this,
don't you show a face?
I want to see the face to which CASBAL baby became an adult.」
SHIR took the mask obediently. Although the crack of a frame was a little ugly,
there was an old image in seemly features.』

ザワザワザワ。

『 The expression became severe,
though KISHIRIA bowed its head in assent satisfactorily and was shown.
SHIR was vomiting language like an ordinary man at last, the expression becoming irritated with itself.
[ who cannot predict at all what is meant He has planned to perform preparedness. Please you are liking alike and.」
KISHIRIA raises and laughs at HAHA and voice simultaneously, and it is now 』

誰か、近付いてきている…?

「impossible. I will say ?
I need the power of the unit who made SHIR=AZNABLE compose Therefore, it called.
What is necessary is just to say the bitter feeling to a ZABI house, if it escapes from A-BAOA-COO ....
But, it is also the mental state which believes the language of SHIR said now.」
「Thank you .... I am pleased if it can meet, say and obtain.
people's child too.... It does not understand anything I may say in the scene said like this.
Why does a hand tremble with such a wind.」
The half was a play and the half was real intention.
The hand struck with how KISHIRIA reacts to the next…
「ねえ、手塚ー、今日一緒にお昼食べん?」

ぴくりと手塚の眉根が顰められた。
休み時間の最中、黙々と字面を追っていた元に突然降る声。

海の向こうの言葉ばかりがページを埋める本からゆっくりと顔を上げて相手の顔を見て、眉間の皺が幾許か深くなった。
驚いているのだ。

「菊丸?珍しいな、お前が俺のクラスに来るなんて」

本当に珍しい。
休み時間に手塚の許を訪れる者と云えば、副部長である大石。生徒会の委員達。稀に竜崎や生徒会の担任教師。
時々辞書を借りに来る友人達も居るけれど、菊丸はなかなか忘れ物をしないらしくまるで手塚のところに借りには来ない。
ある筋の話に依ると、引き出しに教科書その他が入れっぱなしだから、だとか、剰え辞書などの嵩張るものは教壇の下の空洞に仕舞い込んでいるからだとか。

と云う訳で、希有も希有の珍客に手塚は心底驚いていた手塚の目の前で白い歯を覗かせて菊丸は笑った。

「ままま、いいじゃんいいじゃん。偶には俺が来てもさ。どこにも『菊丸英二立ち入り禁止』なんて書いてなかったし。ね、それよりもさ、お昼、一緒に食べないー?」

その言葉に愈々、手塚は開いていた本を閉じて、目を点にさせた。
しかし、自分では目を点にしたつもりでも持ち前の表情筋の活動の乏しさのせいで菊丸まで伝わっていたかは謎であるけれど。

「それこそ、珍しいな。俺がお前達の昼餐に呼ばれるとは…」

手塚が菊丸達と食事を共にしない、否、できないのは昼休みが始まるとさっさと1年の棟から階段を駆け上がってきた後輩に連れ去られているだけのオハナシだ。

不審さで満ち満ちた眸で菊丸をじろりと睨み上げる。

「どういう腹積りだ?」
「やだな、ちょーっと聞きたい事があるだけ」

明らかに何かを腹に隠した卑らしい顔で微笑まれて、手塚の疑心は膨れ上がる。

「聞きたい事?ここじゃ駄目なのか?」
「ダーメ」
「部活では?」
「もーっとダメ」
「何故だ?」

今や不信感は最高潮に。目付きも自然と険しくなる。

「だって、おチビ居るし」
「いよいよ意味がわからんが…」

リョーマが居るから、というのが理由ならば、話そうとしている内容は安易に想像が付く。

「越前絡みの事、か?」

それが正解だ、とでも示す様に、菊丸はにっこりと笑ってみせた。

正解の概要が解っても、矢張りまだ手塚には菊丸が何故今この場で普通に話そうとしないのかは解らない。
リョーマ絡みならリョーマの居ない教室でする分には一向に構わないのではないかと思うのだけれど。

訝しみつつ、菊丸をちらりと盗み見ると、こちらに招き猫宜しく手招き。
どうやら回答をこっそりと教授してくれる算段らしい。

手塚は菊丸からの回答を享受するべく、耳を先頭に、顔を近付けた。

「おチビと遂にファースとキスしたって本当?」

好奇心がたっぷりと満ちあふれた声でそう囁かれて、一瞬にして腰が引けてしまい、思いの外大きな音でがたりと椅子が鳴った。
その音に一瞬、教室中の視線が我が身へ降り掛かってくる事に気付き、手塚は居住まいを正した。

かかなくてもいい恥をかいてしまった恨みつらみを多分に視線に含ませて、じっと菊丸を睨んでみるが、彼は嬉々としてにこにこと笑った顔を崩しはしない。

漸く、手塚は教室で声を大にしてはできない会話だと気付くに至った。菊丸なりの気遣いだったのかもしれない。
ひょっと、したら。

「…菊丸」
「にゃーに?」
「情報源は…どこだ」
「いぬいー」

小学生の授業宜しく、何ともはっきり元気に答えてくれた菊丸に一縷の感謝を抱きつつ、常にノートに何か書き綴っている例の人物へ罵詈雑言を心の中で唱える。
一瞬だけ、醜悪な顔に手塚が変貌した事実を菊丸は持ち前の動態視力で見極めていた。

乾に対して罵りつつ、どうしてアイツが二人だけの秘め事の筈の事実を知っているのか、正直困惑もしていた。
部員の目の前で堂々としていた訳では勿論ないし、確実に部員が全員帰宅した部室での事であった筈だ。

ちらちらとあの日の出来事の影が脳裏を過り出しつつあった。
部活の後。暮れ出した外界に囲まれた部室。

リョーマと、二人きりで…、

「ね、ね、セカンドキッスvはまだなの?」

相変わらず嬉しそうな顔のまま、けれど声のトーンは押さえがちに菊丸が尋ねてくる。
そのセリフのせいで思い出しかけていた手塚の思考はストップがかかった。

「…」
「ねー、まだしてないの?もうしたの?どっち??」

無邪気に聞いてくる目の前の少年がちょっと憎い。

「…」
「なんで黙ってんのー?あ、そか、先にファーストキスの感想聞くべきだった?」

停止ボタンを押されていた手塚の脳にまた再生がかかる。
菊丸が告げた『ファーストキス』の単語が契機になった。

誰も居なくなった部室で。
最初に手の甲にキスを落とされて。その後は指先一本一本へ執拗に。

「…おい」

また始まり出した脳内の思い出ビデオの停止ボタンを強引に押して、手塚は小さく反論。
頬が熱を持ち出した。

「いやあ、ごめんごめん、気が回らなくて」
「…そうじゃなくて」

頼むからこの話題は止めて欲しかった。
どこかの誰かが、今にも再び再生ボタンを押しそうだ。

「ね、やっぱおチビってまだ中1だし、」

しかし、無慈悲にも奔放に育ってきた目の前の中学三年生のこの少年は話を続行させる。
誰かが、止めようとする脳内のスイッチを押そうと腕を伸ばしてくる。

「下手だった?」

年などきっとアイツには関係なかったのだ。
幼い年齢できっと色々吸収してきた。その思いには図らずも嫉妬が付き纏ってくるけれど、正直なところ、

巧かった、と思う。

音も無く、横から横を向いた三角のボタンが押された。
再生、開始。

「歯とか、ぶつかっちゃったりした?」

流れる様に顔中を滑ってキスをされて、緊張する心でいっぱいだった。
それを解そうとしていてくれたのだろうけれど。

頬、頬骨、顳カミ。
最後に瞼にそっと触れてきて…――。

「手塚の眼鏡のフレームとか、当たっちゃったりとか?」

先刻までは止めてくれと切望していた菊丸の声が今は追憶の為の潤滑油でしか無い。

眼鏡のフレームは当たる事はなかった。
そんなヘマをする様な男ではないし、何より、瞼にキスを落とされた時にあちらの手で外された。

臨場そのままに、手塚の視界は霧霞む。
ぼんやりとした中にもはっきりと感じられるリョーマの気配。
そう、たしか、瞼にキスを落とされた瞬間にこちらも目を瞑って――…。

口の端の際にキスをされて。

心臓が収縮したような胸苦しさが蘇る。
今まで耳にした事が無い音が耳のすぐ近くで鳴っていた。

それから、――…

「…舌が」
「へ?」
「舌が入ってきた…」
「はい?」

それはとても無理矢理の様に身勝手に唇を裂いて侵入してきて。
ああ、そうだ、俺が口を薄らとも開かなかったから越前の奴は捩じ込む様に差し込んで来て、口内という口内を嬲られて。


無意識で、手塚は唇をなぞる。

口内を蹂躙しつつも自分の唇の上を踊っていたリョーマの唇まで喚起される。

口腔の中、あそこへ触れて、あちらへ触れて。
こちらの声も唾液もあのまだ幼い躯の中へと飲み込まれた。

…声?

そう遠くも無い過去から響いて来た声。
自分の声とは到底信じ難い、甘い、蕩けた声。

どんな、どんな声を『ココ』から発した…?
どんな声をアイツに、呑まれた…?

たしか…。






「      、    」






教室の喧噪も、いつの間にか菊丸を迎えに来た不二の声も、手塚の中だけで反響したあの日自分が出した声にかき消された。




菊丸待望の二回目のキスなんて、このままじゃ耐えられそうにもなかった。
唇をなぞっていた指の先まで見事に赤く、紅く、染まり上がっていた。




















なぞる。
なぞる事で思い出すウブい手塚。
二回目も頑張ってください!
冒頭で手塚が読んでるのはガン○ムです…オオザキ蔵書を機械翻訳…
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